俺の彼女

「降りて。」


エンジンを切って
愛梨がバイクから降りるのを見守る


ヘルメットを上手く外せない彼女を手伝う


「ありがとうございます。」


ぷはっ

と息をする愛梨



フルフェイスだと
これからの季節は暑いし苦しいかな?


なんて考えながら足を進めた



「フラワーパーク?」


大きなアーチ型の門を潜りながら愛梨が言う


「そ。
あんたが花好きかなぁ…って思ったんだ。」



「…」


黙り込む愛梨

少し焦って
「映画がいいなら、今からでも行けるけど?」

慌てて言った


すると
愛梨は首を横に振る


「…こっちがいいです。」



内心ホッとする俺…



門を出ると
広大な敷地が色とりどりの植物で埋め尽くされていた

「わぁー…!」


思わず駆け出す彼女の後ろ姿は


愛らしかった