「…っつ! 愛梨!」 思わず 愛梨を抱き締めた ふわふわの体は 甘い花の香り その香りを肺いっぱいに吸い込んだ そっと 愛梨の手が俺の背中に回った 「芹澤君…私、病気治したよ。 生きることを諦めなかった。芹澤君にもう一度会うことを諦めなかったよ。 芹澤君…好きです。 …大好き!!」 俺は愛梨をいっそう強く抱き締めた