俺の彼女

「…なあ、お前本当にそれでよかったのか?」


田牧が身を乗り出した


「なにが?」


「だから、愛梨ちゃんと別れた事だよ。

ちゃんと本人と話し合えば別れなくてもすむんじゃないのか?

だっておかしいだろう!
芹澤と愛梨ちゃんの問題なのに一方的に別れろなんて。しかも、従兄とか!

納得出来ねー!」


憤怒した田牧

でも
俺は妙に冷静だった


「…納得できなくても、するしかねーんだよ。」


「でもよ…」


「もう、やめようぜ。
この話。頼むから…もうやめてくれ。」


俺の言葉に何も返さなくなった田牧


それからは会話もなく

俺達は
何百年に一度だとかいう
何とか流星群を見上げた