俺の彼女

まぶたを閉じれば

たくさんの愛梨との思い出が浮かんできた



怒らせてしまった事
初めてのデート

手作りの弁当
愛梨が作った花束



ハニカム愛梨

涙を一杯に溜めて怒った愛梨


真っ赤な茹でダコの愛梨



俺が好きだと言ってくれた愛梨





こんなにも

こんなにも

鮮明に覚えてるのに


大好きなのに

大切な人なのに



“君といたら愛梨は死んでしまう”



送信ボタンを押せない俺に畳み掛けるように浮かんだ言葉



ゆっくり息を吐いた


愛梨を………

死なせたりはしない…












カチッ…


……


……………



“送信しました”





表示を確認して携帯を閉じた