俺の彼女

愛梨がゆっくり顔を上げた



そこには
苦しそうな
儚くて
悲しい笑顔があった



「あ…私は…。」




大きな瞳が溜まった涙で歪む





「……少し…
考えさせて…………―。」




その瞬間
彼女の白い頬に涙がこぼれた





胸が苦しい…

本気で好きな人に気持ちを伝えたら…


こんな顔をさせてしまった


壁についた手を離して
愛梨の前に道を作る





歩き出す彼女の肩越しに

「…待ってる…。」



そう
呟いた