隣のアイツ

‘でも…親父…俺は諦められない。だから城堂恭聖と一回話しをするから’


「智貴!」「…」


‘わかってる。無理だったら諦める…でも結果がどうあれ俺は美弥しか考えられないからな。俺こそ見合いなんて受けないからな’


俺の揺るぎない気持ちに半ば諦めため息をついた親父


「分かった、無理だけはするな。お前の下にも何百人の社員がいるのを忘れるな」


俺は2人を見て軽くお辞儀をして部屋に戻った