隣のアイツ

‘美弥…どうしたの?’


智貴が震える声で美弥に言った


その声でバッと顔を上げると目を真っ赤にして泣いている美弥と視線があった


‘あ…あ…ぁ…’


美弥は突然目の前に智貴の姿を見てパニックになり、そのまま後ずさりした


智貴はゆっくり窓に足をかけていた