すると春斗は私に指で助席に座るように合図する。


―パタン―


私がドアを閉めるなり春斗は話はじめる。


春「久しぶりのデートだよね。」


春斗はふっと微笑む。


み「うん!でも最近春斗忙しいから仕方ないよ。」


そう、春斗は今大学に通いながら親の会社を継ぐために研修中なのである。


春「ごめんな、みー。
寂しかっただろ?」


み「うん。寂しかった!
でも…大丈夫!あと三年だもの!」


春「長いな…。」


春斗はしゅんとしてしまう。
本当に大学生とは思えない位可愛い。