2009.4.11
K高校入学式

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悠々と入学式なのに遅れてきた俺を迎えたのは


大きな桜の木の下にいた彼女だった…


彼女は俺の存在に気がつくと風になびく長い髪を耳にかけながらゆっくりと振り向いた。


俺はそんな彼女の瞳に吸い込まれたように…


その場を動けなくなってしまった――――…