「うーん! おいち…」 そんな俺の言葉などまったく気にする風もなく、みかんを一房ずつ指先でつまみ、小さな口に入れ顔をほころばせる敦美。 その姿に、口の周りを食べ物のカスだらけにしていた昔の面影は見つけることはできない。 上品で清楚で可憐、大人の女性の仕草だった。