いとしのかずん

「巧、子供ん頃とかわんないね」

敦美は、そんな俺の一連の動作を観察して、クスッと笑った。

「な、なんだよ……」

俺は苦笑いしつつ、みかんを口に放り投げた。

「そういえばさー、うちら子供たちだけで紅白見たよねー、覚えてる?」

「あ、ああ……そうだったな」