いとしのかずん

「あ、巧」

テーブルに着いた俺に敦美は、食パンを2枚重ねたお皿を差し出しながら言った。

「あたしさ、今晩、飲み会があるんだわ。だから、ご飯いらないって、おばちゃんに言っといて」

「あ、そ……わかった」

「よろしくね」