いとしのかずん

朝食である。
リビングのテーブルには、大小様々なお皿が並んでいて、それぞれに違った料理が鎮座していた。

敦美がこの家に来てからというもの、料理、ことに朝食に関してはほぼ毎日、敦美の手料理が食卓に並んでいる。

もちろん、敦美が自分からその役目を買って出ているし、かあちゃんもそれをいいことに手を抜いている。

俺としては、そりゃあ敦美の手料理を毎日味わえることに勝るものはないので、これは三方丸く収まるというか、それぞれに利益がある。

実に、よいトライアングル、である。