「麻里、おはよう」
「おはよう」
店に入ると元気な声で近付いて来たのは高校を中退した同じ歳の莉奈(リナ)。
彼女は親が離婚し、母親が男と逃げたとかでこの世界に飛び込んだらしい。幸い莉奈には祖父がいて祖父に今まで育てられたと聞いた。
莉奈とは何故か孤独という共通点からか何でも話せた。嘘の自分ではなく本当の自分を出せた。
そして、いつの間にか莉奈はあたしの心にぽっかりと開いた穴を埋めてくれ、お互いを必要とし初めて”友達”と思える存在になっていた。
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