Mafia〜兄妹を越えた真実(ホント)の約束〜



約一週間ぶりの家は食べかけのミカンが抜け殻状態でリビングに残っていた。


部屋中の窓を開けると北風が頬を凍らせた。


冷蔵庫からミネラルフォーターを取り出し一気に喉に流し込み久しぶりの煙草に火を付けた。


メンソールの刺激など全く感じず、ニコチンが脳を麻痺させたかのように目眩を誘う。


溜め息と同時に煙りが天井へと上がり、ふと、カレンダーの赤丸に目がいった。


あの赤丸から既に六日過ぎてる――…



あぁぁっっ!!



慌てて煙草を灰皿に押し付け自分の部屋に置きっぱなしだった携帯を手にした。


案の定、着信履歴は莉奈が何件かあるだけで、あとは剛で埋め尽くされていた。


メールBoxも剛からのメールばかりで初めは優しい言葉だったが最後は”裏切り者”と入っていた。


どうしよう――…。


莉奈やAngelには篤さんから情報入っているから大丈夫だとして…


剛に何て謝ったら…


携帯を持ちながら部屋中を徘徊していると着信音が心臓を突き刺した。