学校のなかにあるレストランにつき、席に座って注文をする。


食事がくるまでの間、沈黙が流れる。


やっぱり光太郎の様子が変だ。


いつも俺がしゃべっていなくても一人て話し続けているのに、
一言もしゃべらないなんて…


「玲」


そんなことを思っていた矢先、無言だった光太郎が口を開いた。


『何?』


「…いつから、」


『あ?』


「いつからだ?」


………?


なんの話しなのか
さっぱりわからない。


『何が?』


「苺李のこと。」


『……』


「いつから気付いてた?」


マイリーではなく、
苺李と言った光太郎。


それが何をしめしているのかが解る。


『光太郎も気付いてたのか。』


花本苺李でわなく
華城苺李だということに。


「お待たせいたしました。」


このタイミングで運ばれてきた食事。