レストランに入って席に着くなり、周りが俺たちを見てざわつき始めた。
さすがの苺李も、周囲の視線には気づいているようだが、全く気にしていない様子だ。
『苺李、やっぱでよう』
なんか…嫌な予感がする。
居心地が悪いし。
「え?なんで?」
『…なんでも。』
「わ、わかった…」
戸惑う苺李の鞄をもち、レストランをでた時だった。
「お。華城苺李じゃね!?」
声がした方を振り向くと、男2人がこっちを見て立っていた。
「やっぱりそうだよ。華城苺李だ。」
「写真で見たより可愛いー」
そう言って近づいてくる男ども。
『それ、どうゆうこと?』
「あ?何おまえ…って、乃神幸太郎じゃん。」
「なになに?デート?明日週刊誌に載っちゃうんじゃね?」
モデルをやっていた玲の誘いで、俺も雑誌に出たことが度々あった。
そのこともあり、俺の顔は結構知られているからわかるが、なんで苺李を知ってるんだ?
『…だからさ、写真とか週刊誌とかなんなの?説明してくんねぇかな』
ヘラヘラと笑っている男にどもにイライラが募る。
「コ、コウタロウ?」
急に雰囲気が変わった俺に、苺李と男どもがまごつく。
「わ、わかった。説明するよ。」


