水族館の中をぐるっと回った後、俺たちは楽しみにしていたイルカのショーを見に来ていた。
「すごーいっ!初めてみたよ!」
イルカがジャンプしたり、何か芸をするたびに苺李がはしゃぐ。
ま、俺も負けてないけど(笑)
『やべー!苺李っ、今の見た!?』
「みたみた!」
イルカのショーをみるのは小学生のころ以来。
凄く印象に残っていて
いつか好きな人と見に行きたいと思っていた。
「あー楽しかった。水も少しかかったし」
よかった。
楽しんでもらえて…
『そろそろお昼食べに行く?』
「うんっ」
『……』
てか、さっきからなんなんだ…?視線を感じるんだけど…
そう思って周りを見回す。
俺たちのことを知っているのか、どこへ行っても誰かしら俺たちを見てはコソコソと何かを話している。
「コウタロウ?」
『あ、うん、近くのレストランに行こっか』
だけど、それだけじゃない。
なんてゆーか…ずーっとつけられてるきがするんだよね、誰かに。
でも周りをみてもそれらしき人は見当たらない。
気のせいだといいんだけど…


