『…うん、行こっか』
うつむき気味の苺李の手を取り、歩き出す。
浜辺から歩いて五分もしないところにある水族館に入るなり、
不覚にもはしゃいでしまった俺。
『イルカ…イルカが見たい!』
子どもみたい?
いや、イルカだけは譲れない。
小さいころからイルカが好きなんだよ、俺は。
そう思ってさりげなく苺李の表情を伺ってみる。
「いいよ。」
けれど苺李は笑顔でそう答えてくれた。
俺の小さな夢、その1
好きな人と手を繋いで浜辺を歩く。
その2
水族館に行ってイルカショーを一緒にみる。
二つは叶った。
残りはあと3つ。


