「…考えさせて?今日連絡するから。」
『わかった。じゃあ連絡まってる。』
「うん。」
『車まで一緒にいこ?』
「ごめん。あたし鞄もってきてないから先に帰ってていいよ。」
『そ?わかった。じゃあ連絡まってるから。ばいばーい』
「ばいばい」
俺と苺李は逆の方向へ歩きだす。
“考えさせて”か…
はじめてだな、苺李が俺の誘いに曖昧な返事をしたの
小さいころは俺のお願いはなんでも笑顔できいてくれたのに。
『…』
しばらく歩いたあと、俺はピタリと足をとめた。
教室には確かまだ玲がいたんだった。
やべーあの二人、また二人っきりじゃん!
玲め、そうはさせねーぞ!
俺はくるりと方向転換して 来た道を走って戻った。


