ダメだ!

気になって仕方がねぇ!



大人しく待ってるなんてムリだ。



俺は光太郎と苺李を追いかけようと

教室をでた。





…が、




『!!?』




えぇ!?




『おまえ、なんで泣いてんの?!』




廊下に出てすぐ




涙で顔がボロボロの
歌恋にあった。




「…玲ー」




俺の顔をみたとたん、
さらに涙を流す歌恋。




『は!?何何何!え、なにがあったんだよ?』




こんなに泣いている歌恋を見るのは久々だ。



いや、何年ぶり?



こんなボロ泣きしてんの
確か、兄貴と喧嘩したとき以来だよな?




「…うっ、うわーんっ」




うわーん
て…



(↑『ガキか』と言いたい)




『あーもう、なんだよ?話聞いてやるから、とりあえず教室入れ。』



「何よ、その上から目線。ウザ」



『黙れ。てゆーか早く教室入れ。』