Secret★GIRL-reverse-






チャンスだと思った俺は

ぴくりとも動かない苺李を揺すった。




毒を飲まされたのだと思っていたあのときの俺は



苺李が死んだのだと勘違いして
泣きながら苺李を大きくゆすった。



ピクっと苺李が小さく動いたのを俺は見逃さなかった。




(生きてる!)




そう思って必死で苺李に呼び掛けた。




『苺李ちゃん!苺李ちゃん!おきて!』




するとうっすらと苺李が目をあけた。




「…やだっ、やめてっ…」




『苺李ちゃん!僕だよ!玲だよ!』




「玲、ちゃん…?なんで…」




『はやく!逃げるよ!』




苺李をひっぱり
車からおりる。



近くの建物の中に入り 隠れられそうなところを探した。




『苺李ちゃん!あそこ!』




「…うん」




意識が朦朧としている苺李を必死で引っ張る。





段ボールがつまれていて
陰になっているところへ
身をかがめて苺李と隠れた。