俺は冷蔵庫に入っていた飲み物をコップに注ぎ、
苺李にわたした。
それからしばらく、
他愛もない話をして
3時間目の授業までには教室に戻った。
光太郎と一緒に教室に戻るが
会話がない。
朝苺李が倒れたときと
保健室で少し話しただけ。
教室に戻ると
女子からも
男子からも苺李は大丈夫なのかと
聞かれ、光太郎がそれに対して
大丈夫
と言う。
俺は何もしゃべらず、席に座った。
授業がはじまってからも
苺李のことが
頭から離れなかった。
苺李、
記憶がなかったんだな。
あの事件のせいで……
そんなことを思いながら
ボーっとしていたら
いつの間にか眠ってしまっていた。


