『……』



「好きなんだろ?」



『……』





やっぱりな


そうきたか


あーもう

なんでそんなこときくんだよ



「黙ってるってことは図星か」



『つかなんでそんなこと急にきくんだよ。つかトイレ』



「逃げんのか。腰抜け。」



……ち。



『…あぁ、そうだよ。好きだよ。だからなんだよ。』


クソ兄貴め。


「で?」



ハァ?
自分から聞いたくせにでってなんだよ!!



「どーすんの」



どーすんのって…



『…いつか告うつもりだけど。』



「あームリムリ、お前は一生伝えらんねーな。」



『うっせーよ!』



さっきから何なんだよ!



「お前はもっと素直にならないと、一生気持ちを伝えられずに失恋だよ。」




『……』



「それを言いにきただけだから。じゃ。」



そういって兄貴は部屋を出た。