苺李が俺の顔をみたまま
また固まる。
「誰が？」
『俺が。』
そういって自分をさす。
「誰を？」
『…苺李を。』
つかこの状況からして
苺李しかいねーだろ！
「…余計に、わけわかんなくなった。」
え、何で？
つか何その反応！
「なんで態度がかわったの？廊下を歩いてるときから様子が変だったし。」
え、そっち？
つか俺の告白は!?
『んー、玲に…』
「玲に？」
『嫉妬』
「嫉妬？」
『うん。玲が苺李の手を握ってたから。』
もはや告白とは関係ねー話しじゃねーか
「……」
『玲のこと、今まで名前でよんでなかった苺李が“玲”って連発してたから。』
俺の告白どこいった
流されたのか？
「…あ」
『だからむかついて誰もいない空き教室につれこんだ。んで本性みせた。』
俺の告白、実は流されたのか!?
「……」
このままでは俺の告白は水の泡になる…流れを戻さねば…
『てか、苺李の正体が皆にばれたじてんで俺も素をだそうって決めてたしね』
んで、告白しようって決めたんだよね。
