俺のことを覚えているか聞こうと思っていたけれど、
とりあえず今は時間がないから会場に行かなきゃね。
『会場ってどこですか?』
俺の作戦通り、まずは苺李と仲良くならなきゃ。
「…ん?」
『会場の場所がわからないんですけど、どこですか?』
なんか俺のこと警戒してね?
「あ…それがあたしもわからなくて…」
『あ、確か地図持ってた気がする』
パンフの裏に地図が書かれていたことを思いだし、鞄のなかをあさる。
あ!
「あの『あったー!!』」
「え…『あ!ほらッ』」
「ちょっ…『会場ここだよ!遠いーね』」
苺李が何かを言いかけていた気がしたけど…きのせいか。
『じゃあ早くいこっか〜』
「あ…うん」


