「…あのさ、」
『ん?』
「手、離してもらえる?」
いつからなのか、無意識に苺李の手を握っていた。
………………
『やだ』
苺李をからかってみようと思って、断った。
「……いや、あの」
やべーうける、目が泳いでる。
笑いを必死でこらえていたとき、人影がみえてとっさに寝たふりをした。
「マイリーッ!ただいま〜先生の話し長くてさぁ。玲まだ起きてな……い、の…え?」
光太郎だ。
「や、あの…これは、玲が寝ぼけて…」
俺は苺李の手を握ったまま。
苺李はかなり焦ってるみたいだ。
「寝てるし!!!!」
……やばい。おもしろすぎる。
「あ、玲寝起き悪いから」
光太郎が近づいてきたかと思ったら俺の手をつかんだ。
苺李から離す気なのだろう。
……ッ…!……いってぇ
「う、うん。そうっぽいね…」
「もう帰ろうか」
光太郎のやろう、
おもいっきり手をにぎりやがった。
手がジンジンする。
しかも俺をおいて帰る気かよ。


