★玲SIDE
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10年前、苺李と隠れんぼをしていたときの
懐かしい夢をみた。
俺は車のなかにかくれて……
「…ぇ!……河ッ……起きてよー!」
どこかでやかましい声が聞こえてくる。
「比奈河ってばー!」
……だれだよ。うるせぇ。
ガタンッ
『……あ゙?』
「…お、はよ…比奈河、もう放課後だよ」
目をあけると、目の前には苺李がいた。
『…レイ。』
昔は俺を“玲ちゃん”てよんでたのに…
「え?」
『比奈河じゃなくて、玲でいい。』
苺李に“比奈河”って呼ばれると、なんか違和感がある。
「何急に。」
『呼んでみろ。』
「は?寝ぼけてんの?」
俺は寝ぼけてなんかいない。
『玲って呼んでみろ』
寝ぼけてんだろ、とでもいうような顔で苺李が俺をみる。
「…れ、玲」
『うん、それでいい。玲でいい。』
名前でよばれるのは10年ぶりだ。
嬉しくてつい顔が緩んでしまった。
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10年前、苺李と隠れんぼをしていたときの
懐かしい夢をみた。
俺は車のなかにかくれて……
「…ぇ!……河ッ……起きてよー!」
どこかでやかましい声が聞こえてくる。
「比奈河ってばー!」
……だれだよ。うるせぇ。
ガタンッ
『……あ゙?』
「…お、はよ…比奈河、もう放課後だよ」
目をあけると、目の前には苺李がいた。
『…レイ。』
昔は俺を“玲ちゃん”てよんでたのに…
「え?」
『比奈河じゃなくて、玲でいい。』
苺李に“比奈河”って呼ばれると、なんか違和感がある。
「何急に。」
『呼んでみろ。』
「は?寝ぼけてんの?」
俺は寝ぼけてなんかいない。
『玲って呼んでみろ』
寝ぼけてんだろ、とでもいうような顔で苺李が俺をみる。
「…れ、玲」
『うん、それでいい。玲でいい。』
名前でよばれるのは10年ぶりだ。
嬉しくてつい顔が緩んでしまった。


