周りの奴らの視線もうるさいし。



『周りのやつらが見てんぞ。』



「あ…」



俺がそういってから
苺李はやっと気付いたらしい。



「はは…」


と、顔を引き攣らせながら席にもどる。


一方、光太郎は『別に俺きにしてないし』とでもいうよーな、余裕そうな顔で席についた。




『俺も、なんとなく気付いてたけどな。』


そういうと
とぼけた顔をして苺李がこっちをみた。



『だから、本当は苺李が……』




「……な、なによ」




『変装してたこと。最初っから気付いてた』




「あぁー……あれ…最初っからって、廊下でぶつかったときからってこと?」



『あぁ。真っ黒いカツラから栗色の髪がちょっと見えてた。じゃ、俺寝るから授業が終わったらおこして』




……………あっぶねー