胸の奥から突き上げるような熱情がこみ上げる。
空から落ちてくるそれに向き直り、視界に捉える。
「きゃぁぁぁっ」
短い悲鳴とともにもう一人が空から落ちてくるのが見え、それに手を伸ばし引き寄せ、腕の中へと受け止める。
「ミカエル?」
心底驚いたように見つめるマリアを地に降ろし、下がっているよう命じた。
「おまえはそこで見ていろ。ここからは役職付きの仕事だ」
受け身を取ってダメージを回避した化け物が、鼻息荒くこちらを凝視する。
「準備運動は必要なかろう?」
一枚羽を抜き取って、もう一度イメージする。
偽りの姿ではあろうが、その想いに偽りはなく。
「出でよ、我が剣」
呟きとともに現れる燃えたぎる深紅の炎の剣は己の手に吸いつくほどによくなじむ。
沈みゆく月を背中に、走るのは影。
「グワアァァァァッ!!」
響き渡る絶叫を最後に残し。
化け物の姿はそこからキレイに消え失せた。
我が剣の一振りによって、最初からそこに存在しなかったとでもいうように――
空から落ちてくるそれに向き直り、視界に捉える。
「きゃぁぁぁっ」
短い悲鳴とともにもう一人が空から落ちてくるのが見え、それに手を伸ばし引き寄せ、腕の中へと受け止める。
「ミカエル?」
心底驚いたように見つめるマリアを地に降ろし、下がっているよう命じた。
「おまえはそこで見ていろ。ここからは役職付きの仕事だ」
受け身を取ってダメージを回避した化け物が、鼻息荒くこちらを凝視する。
「準備運動は必要なかろう?」
一枚羽を抜き取って、もう一度イメージする。
偽りの姿ではあろうが、その想いに偽りはなく。
「出でよ、我が剣」
呟きとともに現れる燃えたぎる深紅の炎の剣は己の手に吸いつくほどによくなじむ。
沈みゆく月を背中に、走るのは影。
「グワアァァァァッ!!」
響き渡る絶叫を最後に残し。
化け物の姿はそこからキレイに消え失せた。
我が剣の一振りによって、最初からそこに存在しなかったとでもいうように――



