「何を覚えていないんでしょうか?」
(なぜか敬語)

私は冷静を保って、真剣に聞いた。

「ごめんごめん!!」

そういって鈴木が部屋に入ってきた。

というか、タイミングが悪いよ・・・鈴木。


「どうした?黙ってさ。」

「い、いや、何でもないよ!!」

「来てすぐ悪いんだけど、母さんに
用事を頼まれたから・・・その。」

「分かった!じゃ、今から帰るね!!」

「本当に今日はごめんな。」

「いいよ、気にしないで!」


そういって、私は佐藤と一緒に
鈴木の家を出た。



「あ、さっきのことだけどどういう意味?」

そう言うと、佐藤は逃げるように帰っていった。




「何が言いたかったんだろ?」


そして、私も家に帰った。