クラスの中に足を踏み入れた。


「やったー。
未優も同じクラスじゃん!」


「本当だー!やったー。」


私は、明るく話す。





体育館に、みんなが集まって、
校長先生の話を聞く。

でも、校長先生の話はすごく
長い。


20分ぐらいたって、
ようやく話が終わった。


次は、転入生の紹介だ。


1人1人紹介していく。


私の学年で転入生が来るのは、
2人だった。


1人目の子は、女の子で
中国から来たという。

2人目の子は、男の子で
すごく無口な子だった。


無口な子の名前は、
佐藤龍輝。



この、佐藤という人に
私の感情(こころ)を
変えていくことを
そのときの私は、
まだ知らないー・・・。