「自分のこと悪く言うなよ… 素直にもなれるじゃん」 「涼にだけね」 嘘なんかじゃないよ? 「嬉しいこと言ってくれるね。 素直な里奈、魅力的だよ」 「ありがと…」 体中が火照って熱い。 「里奈も色々苦労したんだな… でも、裏切られるのが怖くて嘘吐くなんて悲しいからやめたほうがいいよ。 まぁ、少しずつでいいからさ。 少なくとも俺は裏切ったりしないから。安心しな」 そういうと頭を撫でられた。 「…わかった」