デザートのケーキを食べおわったころには、もう時刻は午後9時を過ぎていた。 食器を片付け、また先程のようにソファの上でくつろいでいると、涼が肩に腕を回して尋ねてきた。 「大事な話しても良い?」 「何?」 大体何を言われるかは想像できる。 心の準備もできた。