夕飯を食べながら、色々な話をした。

涼が家を出る日、私が寝ている間にケータイの番号をメモしていたから知っていたということ。


何度も電話したり会ったりしたくなったけど、今日まで頑張って我慢していたこと。


会わない間、涼も誰とも付き合わなかったということ。


一人暮らししているマンションは、うちからあまり遠くない場所にあるということ…



涼の言うことすべてに驚いた。


「まさか里奈がこんなに一途に待っててくれるとは思わなかったなぁ」


彼のほうも同じみたいだ。
いつも以上に良いリアクションをしてくれた。