ーーーーー12月


涼を待ちながら冬を越すのは何度目になるんだろう。


三年という歳月は長いようであっという間だった気がする。


当時大学二年生だった私も、もう社会人一年目を終わらせる時期になってしまった。


もう来ないんじゃないかって何度も思ったけど…
彼だけは疑いたくないから、こうやって未だに待ち続けている。


こんなに一途な人じゃなかったんだけどなぁ…