「俺なんかにドキドキしちゃって。兄貴・・・怒るよー??」



「そ、それは!!!」



「俺にドキドキしてるってことは・・・まだ俺にもチャンスあったりする?」



中村君は自転車こいでるから顔は見えないけど・・・
さっきと違って今の言葉は・・・真剣に言ったってこと伝わってきた。



「・・・。」



「ふーん。俺にもチャンスあるっぽいね。頑張っちゃおうかな?」



「えっ!?」



ビックリだよ・・・
な、なんで?今そんなことを??



「こら!2人乗りは駄目だろー!?」



いつの間にか校門に着いていて・・・
校門には先生がいた。



やばい・・・
顔が笑ってないよ。先生・・・