中庭に着くなり梢は 「んで?!どーゆーこと?」 「そんなに言わなくても教えるから…」 「あ、ゴメン。」 「簡単に言うと、仲森財閥の娘・仲森涼音<ナカモリスズネ>は一人娘じゃなくて、上にお兄さんがいたの。」 「仲森財閥?確か有名な大企業の会社のどーとか。」 梢は考えた感じで言った。 「まぁそんなもん。そのお兄さんが芸能人のMIZUKIだったってこと。」 「えぇー。」 予想通りの反応をするからちょっと面白い。