アタシとじいさん


「ズミさん?食べないんですか?やっぱ洋食は口にあわないんじゃ…」


心配そうに見つめる彼女に慌てて、

「いや!大丈夫!たまにはこーゆうのも食べないとな!」

と言って、スープを食べ始めた。



最初、ひーちゃんは「ズミさんが落ち着いて食べれるように、和食系にしてみた」

と言って、お店のHPを見せてくれたけど、

俺が無理を言って洋食系にした。





だって娘は大企業で働くOLだぞ?



じじくさい和食なんかに連れてなんか行けない。






俺がそのことを言うと、

「そんなの関係ねぇよ。飯はオマケみたいなもんだろ」

とケンさん。



ひーちゃんも「洋食は食べるの難しいですよ?」と言ったけど、

俺は譲らなかった。