アタシはもう1日安静入院ということで、1人病室に戻った。 翔ちゃんはいろいろ用事があるらしく「また来る」と言って、帰っていった。 もうどこも怪我はないし、痛いとこもないアタシはヒマを持て余しながら雑誌を読んでいた。 「ヒマそうだな~!」 読者からのページを熱心に読んでいたアタシは、全く人の気配に気がつかなくて、 いきなりかけられた声にビックリしたものの、すぐに声の主がわかった。 ズミさんとケンさんだった。