「アタシ…産みます。どんなに反対されても」 どんなに反対されても、アタシは産むつもりだった。 大好きな人との愛の証。 アタシがきっぱりそう言うと、ケンママは微笑み、翔ちゃんはニカッと笑った。 残るは… 「責任もってちゃんと育てます! 迷惑…かけるときもあるかもしれないですけど、かけないようにします。 だから産ませてくださいっ!!」 頭を下げるアタシにケンパパはフッとため息をついて、 「頭を上げて」と言った。