「ひかりちゃんは、赤ちゃん…産みたくないの? どんなに私たちが応援しても、ひかりちゃんが育てたくなければ、意味ないから。 はっきり言って、あなたはまだ若いし、未来がある。 赤ちゃん産んだから未来がなくなるってワケじゃないけど、 今までの生活とガラッと変わるわ。 ケンもいつ目覚めるかわからない… それでも…産む?」 さっきまでの雰囲気とちがって、ケンママの顔は真剣だった。 あまりのギャップにケンパパはまた黙り込んでしまった。