アタシとじいさん


「君はお腹の子を産むつもりなのか?」


アタシのお腹に視線を落としながら聞く。

その目は冷たかった。




「はい…アタシは産みたいと思っています」





産みたくないはずなんかない。



だって大好きなケンちゃんとの子ども。




それに1人じゃなくて、2人の大切な命がいる。





「産む」と答えたアタシを、お父さんは厳しい顔でにらむ。