アタシとじいさん


誰かの話し声で目が覚めた。


ボッーとする頭を動かすとそこにはトミさんと知らないおじさん。




「おっ、気がついたぞ」



アタシが起きたことに気がつくと、おじさんは昨日トミさんが座っていた丸イスに腰をかけた。






「なにがあった?昨日!ケンはなんであぁなったんだ!」





きっちりとしたスーツ姿に髪型。


一目でわかった。




この人はケンちゃんのお父さんなんだ。