先輩の部屋は至ってシンプルな男の子の部屋だった。 「ほい、ジュース。」 後から部屋に入ってきた先輩はあたしに缶ジュースを手渡した。 「ありがとうござぃます…」 あたしは缶を開け、床に座った。 先輩はクーラーをつけ、勉強机の前のイスに座った。