「とーちゃくー!!」 先輩の家は駅から20分くらいの一軒家だった。 「…おじゃまします…。」 あたしは靴をそろえて上がると、先輩のお母さんらしき人が出てきた。 「あ、後輩連れてきた~。」 「そうなの。こんにちは。」 先輩のお母様はあたしに笑顔を向けた。 あたしも、挨拶をしておじぎをした。 「俺の部屋2階だから、先上がってて!」 先輩は奥の部屋に入っていった。