15のとき

「いや、無理無理…。ワタシ下手くそだし…歌なんてそんな…。」


だんだん顔が真っ赤になっていくのが



自分でもわかる…




「大丈夫だよ。歌はうまいか下手かじゃなくて、自分自身が気持ちよくなれるかどうかだ僕はと思うよ!」



「はぁ…。」




そういうもん…!?





「あの…、イタイ…。」




「あっ、ごめんね!」



勇気は


熱が入りすぎて


私の手を力いっぱい握りしめていた。





どうやらこの男…




しゃべり出すと天然キャラのようだ…。