15のとき

「だれ…?」



青年はびっくりした様子で演奏をやめてしまった。




「あっ…あの私、松岡奈美です。あなたの歌声がすごく素敵だったから思わずつられてきてしまったの…。」




なんて


きれいな顔…




色白で


髪はサラサラで自然な茶色…




立ち上がった姿は


まるで王子様だった…。







なんか…


恥ずかしいな私…





こんなに純粋そうな男の子が近くにいたなんて…。