15のとき

私はハッとした。




みんな



お喋りに夢中だった…。




「ごめん…急用!」」



体は勝手に走りだしていた。



「ちょっと奈美…?」


「急用ってなんだよ…?」





私は仲間たちにごめんポーズを繰り返しながら




必死に走った…。









どうしても




声の主に




会いたかった…。