「楽器を取りにきました…。」 みんなに一礼すると、勇気は私のほうをチラッと見ただけで奥へ入ってしまった。 「あいつはさぁ…」 シルクハットはチッと舌打をして、帽子をかぶり直すと「音楽やめちまうんだとよぉ…。」と悲しそうに嘆いた。 みんなも下を向いたまま動かない…。 勇気が… 音楽をやめる…? うそ………。 予想していた一番最悪な事態が起きたと思った…。 しばらくしてギターを持った勇気が奥から出てきた。